イズミヤ古市店近くの歴史スポット「瑞鳥園遺跡」「白鳥陵」
旧石器人のアトリエ

イズミヤ古市店の裏側「瑞鳥園遺跡」にある、「旧石器人のアトリエ」に来ました。
平成4年、1992年春の発掘調査で発見されたもので、20000年前の旧石器時代の先祖が石器を作成していた場所が、そのままの状態で見つかりました。
旧石器とは、ここから5キロ先の「二上山」と、香川県讃岐地方でしか見つからない、「サヌカイト(讃岐石)」という、ガラスのように鋭く割れる石を割って矢じりや刃物にしたもので、大きな原石の状態でここまで運ばれ、割られて作られたものです。

刃物として使われるのはごくわずか、様々なかけらや、失敗品が出てきています。
卵を切ったようなモニュメントはそのサヌカイトをモチーフにしたそうで、25年ほど前に作られ、地元の古老によると、当時は中から様々な光でライトアップされ幻想的な雰囲気だったそう。
見学は無料ででき、子供達のかくれんぼの場所にもなっています。
白鳥陵

瑞鳥園公園の「旧石器人のアトリエ」見学後、古事記・日本書紀に登場する伝説のヒーロー「ヤマトタケル(日本武尊)」の古墳と伝えられる、「白鳥陵」を見学参拝しました。
ヤマトタケルは、天皇に従わない人々を征伐するために戦いに出るのですが、三重県の伊吹山で神の化身とされる白獅子と戦い、命を落とします。
その魂が白鳥に姿を変え、羽を曳くように大空へ飛んで行った、という伝説から、「羽曳野」の名前があります。
↓上空からの動画はこちらから↓
この横には、堺と奈良を結び、聖徳太子の命を受け遣隋使として海を渡った小野妹子(男です)や、中国から来た使者が奈良の都に向かうときにも通った古道「竹内街道」も通っています。

都に向かう左手に、壮麗な白鳥両古墳が見えます。
当時は木は生えていませんでした。
イズミヤの向かい、ガソリンスタンドの奥を入っていって5分くらいのところに拝所があります。

周辺情報
◎旧石器人のアトリエ
〒583-0855
大阪府羽曳野市翠鳥園2−381
◎白鳥陵
〒583-0854
大阪府羽曳野市軽里3丁目
◎イズミヤ古市店
〒583-0855
大阪府羽曳野市翠鳥園395−1