羽曳野・藤井寺のブドウ研究「ロザリオ・ビアンコ(白)」(種あり)
「ロザリオ・ビアンコ(白)」(種あり)

ロザリオとは、イタリア語で数珠、ビアンコは白なので、白い数珠、という意味です。
海外風の名前ですが、1976年に、山梨県で、温室育ちの虚弱女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア(アレキ)」と、アラビアの「ロザキ(詳細不明)が交配され生まれたものだそう。
この個体は、名前の通り、真珠のような白い中小粒で、隣のパープルキングと並べても、とても目立ちますが、これはかなり特異な出来のもので、1パックだけ売られていたものです。通常売られているのはは緑の大粒ぶどうです。
いずれも熟しても斑点やシミができず、とてもきれいです。
味は極甘、酸味はほとんどなく、皮ごと食べられますが、少し集めで渋みがあります。
同じ緑ぶどうで、「瀬戸ジャイアンツにも似た感じですが、さらに甘みとコクがある感じです。香りや癖があまりないので誰にも好かれる高級ぶどうで、アレキを別格としても、シャインマスカット、瀬戸ジャイアンツ、と並ぶ緑ぶどう御三家クラスのぶどうです。
ただこの白の個体は珍しいけど味は皮部分、そしてわずかにあるタネやその痕跡の渋みが強い感じでした。普通の緑の方がよいかもしれません。
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甘さ 5
酸っぱさ 1
香り 1
コク 4
食べやすさ 2
レア度 3
※数値はあくまで個人的に作ったもので、葡萄選びの参考と目安とすることを目的としており、品種や味の優劣などを示すものではありません。個体差もあるかもしれません。
#羽曳野ぶどう